家族のサポート

クラブチームや習いごと教室などに所属して行う子どものスポーツには、家族による様々なサポートが必要とされています。しかし、サポートの大変さ故に習うことが出来ない家庭も少なくありません。
我が子のサポート以外にも、当番や保護者同士の関係なども影響するようです。サポートのカタチは様々ですが、子供の習い事は親のサポートが必須です。

家族のサポートの内容は、「練習場所までの送迎」「ユニフォームや練習着の洗濯」のように個人では当たり前のことから、「お茶当番などの運営の手伝い」「指導や審判員の補助」等、クラブを支える保護者のサポートがあります。また、これらのサポートを「主に行っている家族」は、ほとんどが母親でしょうが、ひとりに任せるのではなく分担していくことでより効果的に子供のサポートができるでしょう。

月の費用について

価格帯
1,000円未満・1,000～3,000円未満・3,000～5,000円未満・5,000～1万円未満・1～2万円未満・2万円以上

子どもが運動部や地域・民間のクラブでスポーツをしている場合のスポーツ活動の1ヶ月の費用は

小学生
「5,000～1万円未満」46.8%
「1～2万円未満」20.3%と続く。

12～21歳では半数以上が5,000円未満と、11歳までに比べてスポーツ活動の費用が減少している。

子どものスポーツをささえるのは母親？

ある調査によると、子供の運動サポートを主に行っている家族は、圧倒的に母親が多い点である。練習・試合会場への送迎や当番などが負担となり、子供がやりたくても出来ない家庭も少なくはないようです。少年野球やスポーツによっては、母親が監督や指導者のために食事やお茶を用意する「お茶当番」という係りがある。

当番はベンチの給水の補給や子供の体調が悪くなったときの手当など、もちろん保護者として選手が安全に練習をできる手助けが目的だ。ただ選手の母親の参加が強制であったり、しかも多くが監督やコーチの雑用をこなす世話係をする（させられている）のが実情だ。

これが母親にとっては大きな負担になっていることも多く、「だから野球をやらせたくない」と母親が子供から野球を遠ざけることにつながっているケースもあるようです。

「運営の手伝い」の負担感の高さは、野球の筒香嘉智選手が語っています。

「ささえる」ことができない親たち

子どもが「現在学校のクラブや運動部、民間のスポーツクラブ、地域のスポーツクラブに加入して」いる保護者（全体の45.4％）のみに尋ねているに注意したい。子どもにスポーツ活動をさせていない保護者の中には、幼児・児童期のスポーツが「大変」とのイメージが広がっている事がある。

子どもがスポーツをしていない母親の半数が「送迎や付き添いの負担が大きい」ことを理由にし、また当番や役員に対する抵抗感が特に強く、そのわずらわしさを回避するために前向きに検討できない状況が明らかになっている。

さらに同調査では、そのような保護者の負担感には家庭環境による差異がみられることがわかった。子どもがスポーツ活動をしない理由を問うと、「費用の負担」だけでなく、「送迎や付き添いの負担」「係や当番の負担」「保護者どうしの人間関係」など。

保護者の経済的事情や社会関係、時間的な余裕が、サポートの可否につながり、結果として子どものスポーツ機会の格差の要因となる可能性が指摘される。

スポーツをする子供の家族サポート

1. 応援する

試合や練習に参加し、子供を応援しましょう。声援や励ましの言葉は、子供の自信を高める助けになります。

2. 時間を作る

子供のスポーツ活動にかかる時間を尊重し、スケジュールを調整してサポートしましょう。練習や試合に出席することで、子供は自分の努力が認められていると感じます。

3. 経済的な支援

スポーツは機材やトレーニング費用がかかる場合があります。家族は、必要なものを提供するために経済的な支援をすることが重要です。

4. 健康的な生活習慣を促す

スポーツをする子供は健康的な生活習慣が求められます。家族は、バランスの取れた食事や十分な睡眠を促すことで、子供のパフォーマンスを向上させることができます。

5. ポジティブな環境を提供する

家族は、スポーツに対してポジティブな環境を提供することが重要です。競争や失敗に対しても受け入れる姿勢を持ち、子供が成長するための安全な場を提供しましょう。

家族のサポートは、子供のスポーツ活動において大きな影響を与えます。子供が自信を持ち、成長できるように、家族全員で協力しましょう。