子供たちのスポーツ環境

子供たちのスポーツ環境

現在、この地域での子供たちがスポーツするための環境は、10年前と比べて非常に良くなっています。一つには、指導者のレベル向上もあり、熱心で専門資格を習得した指導者が増えているからです。
しかし、それが地域全体のレベルアップや、将来アスリートとして活躍する選手のポテンシャルを最大限に生かせているかは疑問です。

もちろん資格があれば良い指導者というわけではないですし、指導者ライセンスは、あくまで「免許証」くらいの位置づけですけどね。現在のクラブ活動においては「勝利主義」競技志向になり、「楽しく運動する」ことを目的とした子供たちにしてみれば、いい環境とは言えません。保護者の負担でもある送迎・クラブの当番などが重圧となり、専属クラブに入る事を躊躇してしまうこともよくあるようです。

サッカー部に所属すれば、サッカーの練習だけしかしないので、足でプレーするサッカーはできるのに、手でプレーするキャッチボールができなかったり、専門以外のスポーツができない、全身を器用に使える子供が減っています。小学生にして将来自分にあったスポーツを決定していいのでしょうか?

私は、小学生のうちに決定すべきではないと考えていますので、出来るだけ小学生のうちは様々なスポーツに触れる機会を増やし「全身運動」を取り入れるようにして、様々なスポーツに対応できる育成をしています。昔と比べると、公園や広場の利用制限も設けられてしまい子供たちは窮屈ですよね・・・

環境を整えられるのは、大人しかいません。将来のために、スポーツ環境を整えましょう(^_-)-☆

クラブチームと少年団の区別が必要

このままではスポーツ少年団は消滅の危機?
少子化なのに…このままでいいのか?

追いつけ、追い越せと言わんばかりに、競争し合い結果を求めている少年スポーツはこのままでいいのでしょうか?
私は、勝利主義で勝つことに拘る中学生「クラブチーム」の存在は大事であり、高い月謝を払ってでも行きたいと思わせるクラブ経営は必要だと思う。高校・大学と進むにつれ、レギュラー争いは過激となり、やはり競争意識や技術力・メンタル力は必須条件となりますので、身につけていきたいことだと思います。

子供たちは、指導の質は関係なく「強いチームでしたい!」と考えている子も多いので、結果が出る強いチームには人材が揃うのです。一方で、学校区内の生徒が入部するスポーツ少年団(小中学校)はこのままでは、クラブ活動消滅の危機を迎える日が近いと思います。

大きな要因としては、少子化の中でクラブチームと同じように少年団までもが、「勝利主義」に拘り、試合で勝つのが目的になっていけば「楽しむスポーツ目的」の子供たちは行き場を失うに違いない。
もちろん上手な子の親にすれば、それがいいでしょうね。しかし、逆はどうでしょうか? 当番の回数は同じなのに…。うちは当番で送迎しても試合に出場できない…と愚痴をこぼす保護者もでますよね。

それならいっそうのこと、少年団こそが競技志向別に、クラス分けを行ってみたら良いのではないでしょうか?もちろん部員集めが厳しくて、そもそもクラス分けをできる人数がいない場合があるでしょうが、目的に応じたクラブの選択こそが、親の役割の一つでしょうが地域に「選択肢」がないと、どうにもならないですけど・・・。

部活動・少年団のメリット

小学校区単位でのチームづくりが行える少年団の大きなメリットは、やはり学校の校庭で練習ができることでしょうか。放課後そのままグラウンドに出て、スポーツを楽しむことができるという利点は大きい。保護者だって平日は送迎を気にする必要もないし、利用グラウンドを確保できる点ではクラブチームよりもスケジュールを組みやすくて良い。
中学校のクラブ活動も同様であるために、やはり子供たちのスポーツ環境を悪化しないためには学校区域内でできる学校単位でのクラブ活動はなくてはならない存在でしょう。

クラブチーム(営利団体)に比べると、少年団は学校補助やグラウンド使用料(校庭の場合)が掛からなかったりするため、会費は安く済む傾向にあるので金銭面での負担も少ない点は保護者も助かる。

部活動・少年団のデメリット

人材確保が難しい点は、やはり一番のデメリットかもしれない。 近年少子化により、単独学校でメンバーが組めずに合併してチームとして活動している地域も少なくない。 さらに指導者の中には、昔から地域に携わってくれる高齢の方が多い地域もあり、「俺は昔からこのやり方でやって来たんだから、これに従ってもらう」と、指導方法や世間状況をアップデートしないまま、昔ながらのやり方でクラブを私物化して自分の好き勝手な運営方針をしているチームもあることを聞いているので、そういった点では指導者が嫌で辞める子・入るのを躊躇する子もいるのが、スポーツ少年団の悩みのひとつかもしれない。

また、競技志向が同じではない仲間も多く存在し、プロを目指して頑張っていくので厳しい練習にも耐える!という子がいる一方で、キツいことはしない・楽しく運動するのが目的で自分の嫌なことはしない・・・と言ったように、全員の方向性が同じではない場合が増えて来ている現状もある。

中学校の顧問先生によっては、自分の好きなスポーツ担当じゃない場合もあるせいか、アツく頑張っていきたい生徒もいる中、部活の負担を減らしてほしいと願っている先生も少なくないとか・・・。
先生たちの負担を解決するために、スポーツ庁(文部科学省)では、部活動の時間制限や活動日数の制限などを規定している。そのことも影響して、近年の学校区単位でのクラブ活動が営利目的のクラブチームとの間に、大きな実力差と選手確保に影響が出て来ているようです。