親は指導者ではない

親は指導者ではない

子供さんにスポーツを習わせる方は多いと思います。当然、我が子ならば、自分の思い(親)を多くぶつけてしまうのも理解はできます。
しかし、クラブ指導者が教えているやり方と親が言ってる事が違ったらどうしますか?

一番の被害者は、子供なのです。 子供たちをスポーツクラブに預けているのならば、練習方法はクラブに従った方が子供の迷いも少ないでしょうね。 わざわざ月謝を払ってスポーツクラブに通わせてるのだから、クラブ指導者の指導案を吸収するチャンスにもなり、子供の知識幅も広がりプラスになるでしょう。

子供は親のコピーではない事を理解する

子供を育てるのは大変なことです。そして、自分の子供が優秀であってほしい、将来、有望な人生を歩んでほしい、こんな気持を抱く親心もよくわかります。しかし、同じDNAの血が流れる親子であっても、決して同じ能力ではないのです。

自分ができたから子供もできるとは限りません。スポーツ選手の子供がスポーツ万能だとは限らないでしょ? 当然、親子・兄弟で活躍する家庭もたくさんありますが、そういう家庭ほど「個性を大事にする」その子にあった選択肢を与えた結果が、いい傾向をもたらしているのではないでしょうか。

押し付けてやらせても、本人のやる気がなかったら上達しないのがスポーツの難しさ。練習時間が多ければいいってわけではなく、いかに練習内容を理解して集中して取り組めるかが重要になってきます。

親の反面教師で子供に教えたらいけない理由

あなたの過去にできなかった事を、子供に託して過ぎていませんか?
自分の過去を挽回するために子供を活用しスポーツで輝かせようと思うのであれば、子育て、さらには子供との関係も難しくなります。

例えば、「もっと練習していたら、自分はプロ選手になっていた。だから、子供にはたくさん練習してプロ選手になってほしい」というような、あなたの後悔や諦めきれない夢を子供に求めたり、子供に押しつけたりしてはいないでしょうか。もしも、当てはまるようでしたら親のエゴでしかありません。

子供に、自分の価値観を押しつけ、あなたが望んでいる人生のコースを歩ませようとするならば、その子の生まれ持った個性を打ち消すことになりかねません。その子の本質や個性を認めないまま、親の考えた成長ルートを進ませても、最良の子育てとなるでしょうか?

自分の経験を子供にアドバイスをするのはいい事だと思いますが、自分の取り組んできた結果について「失敗した経験」を参考に教えてしまう方もいるようです。
例えば、AとBの練習方法があり、自分はAをやってきて失敗したから、子供にはBの練習方法をやっている。

これは大変危険な考え方です。 「自分の失敗した理由がAのやり方のせいなのか?」結果に結びつかなかった理由が、Aというやり方が根本的な原因だったのかを検証しないまま、逆のやり方を取り入れたからといって良い結果に結び付くとは限らないので、どうせ一緒に取り組むのならば現代の指導方法を学び、子供と一緒に考えながら教えていく方がいいでしょう。

親の役割と立ち振る舞い

親は指導者ではないと言いましたが、中には指導者の資格を持って教えている方だっています。しかし、できる指導者ほど、預けているチーム方針に従い子供を育てているのではないでしょうか?
もちろん、子供が聞いてきた質問や選択肢を増やすアイディアなどを助言する場合もあるでしょうが、指導者で育成をわかっている人ほどチーム方針は一つの手段として我が子に言い聞かせているでしょう。

親は一番のサポーターになる

ここまで読んでみて親の立ち位置ってナニ?と思う方もいるでしょうが、スポーツする親がやるべきことは「一番の理解者」「子供のサポーター」として一緒に子供の課題克服に付き合う事が一番いいです。

では具体的には何か?スポーツクラブへの支度準備や片付け・送迎や食事の準備など何でもやってあげて、子供がスポーツに専念できる環境を作る事が親のやるべきことではありません。それは「過保護」であり、子供の判断力・自ら考え行動する自立心を失わせることにも繋がりかねないので絶対にやめて下さい。

まずは、一番大切なことの一つが食事の世話です。栄養や摂取タイミング、時期に応じた摂取すべき栄養素を理解した上で、食事の準備をしてあげる事が大事です。試合当日の弁当や捕食などは、試合で最大限のパワーを発揮するためには非常に大事であり、スポーツする際に欠かせないのが食事での栄養摂取です。

スポーツさせてる保護者の考えの一つに、「仲間づくり」「自立して欲しい」「忍耐力をつけたい」などあると思いますが、私は子供を自立させることが大切であると考え、判断力が必要とさせるスポーツにおいて、不可欠な自らの行動力を日頃から養える家庭環境は必須であると思います。

今出来る事をやらせるのが大事。まず、スポーツクラブで必要な道具は自分で準備させることから始めてみましょう。今日の練習・試合のためにナニが必要?かを考えることで、忘れ物をしたとしても自分で準備したことに関しては、「責任感」を持つことに繋がります。
保護者が忘れ物をしたら子供がかわいそうだからって思いついつい親が準備してしまっていませんか? それは、親の体裁であって子供に何のプラスにもなりません。

子供が準備をして親が確認してあげればいいことだし、忘れ物に気付いていてもその場では言わずにこっそり持っていってあげれば、誰にも迷惑はかけずに「忘れ物をした」という、自分の行動にミスがあった事を学べるチャンスにもなります。

小学生の中には、親が全ての準備をする事が当たり前になっている家庭もあります。そんな子が忘れ物をした際に、「親が準備し忘れていました…」と逃げて責任転換してしまうケースもあります。もちろん注意されるのは子供ですが、こんなケースで子供が自分に責任あるなと思うならいいですが、残念ながら親のせいにしてしまうのです。

命に関わる大きな失敗にならないのであれば、失敗という経験から考え、次に行動する手段を身についけることは決して無駄な時間ではないと私は思います。